肩こりのしくみ

肩こりは普段の生活でのストレス反応のひとつだと述べましたが、これを引き金に、今度は血管が収縮して、血行も次第に悪くなって筋肉の緊張が強まるのです。そうすると、酸素が筋肉へ充分に運ばれなくなって酸欠状態になります。
更に痛みの物質が産生されて神経を刺激するので、これが脳へ伝えられ不快感や痛みになります。
肩こりは他の病気の兆候を知らせるサインの可能性もありますから、体調に不安のある人は、健康管理のために一度診断してもらうのもいいでしょう。まずは肩こりを感じたら簡単な体操をしてみるようにしてください。
体操を行うだけでも、筋肉の酸欠状態をかなり予防することができます。肩こり改善に効果的なのは筋肉を強制的に動かすことで、筋肉のもつ収縮、弛緩の働きを促進して血行も促進され、肩こりは随分楽になるのです。
これに加えて、他の筋肉痛と同様にシップ薬を貼って安静にしたり、マッサージを受けるのもいい対策になります。また、大切なのは、こうした肩こりが慢性的にならないよう、予防に向けた生活習慣の健全で、軽い運動やストレッチなどを習慣づけるだけで、かなり効果があります。
デスクワークの合間でも、意識的に姿勢を変えたりするだけでも対策になります。カンタンにできる肩こり解消専用のストレッチ方法もあるので、これも試してみてください。